多くの女性が美しい肌に憧れて、そのために毎日の保湿を入念にして健康な肌に近づける努力をされているのではないでしょうか。
よく「スキンケアの基本は保湿」と言われていますが、正しい保湿の方法を知らないままだと、なんとなく保湿をやってしまいがちです。
でも実は素肌を育てるはずの保湿も、過剰にしすぎると肌を労るどころか逆に傷める原因になる事をご存知でしょうか?
美肌を目指すなら、今やっている保湿の方法を見直すなど正しい肌ケア対策をする事をおすすめします。
「保湿をしすぎるとどうして良くないの?」「どの程度保湿をすればいいの?」など保湿について解説していきます。
記事の後半で、保湿美人になるための効果的な保湿方法を紹介していますので、良ければ参考にしてみて下さい。
肌の保湿をする理由
保湿とは肌に適度な水分や美容成分が蓄えられている事です。
私たちの肌には、肌の内部に蓄えられた水分を保つバリア機能が備わっています。
バリア機能が備わった健康な肌にはハリがあるのでシワが目立ちにくくて、ニキビやくすみといった肌トラブルが起こりにい健やかな状態です。
その様な肌を維持する為に、わたし達は毎日の保湿で素肌をケアしているはずですよね。
でも紫外線やストレス、ホルモンバランス、年齢などの影響で肌がダメージを受けると、バリア機能が弱まってしまうので肌の水分を保持することができなくなります。
紫外線を受け続けてる顔はシミやくすみのあるガサガサ肌ね。
保湿したらどうなれる?保湿で得られる効果とは
保湿で肌の水分量を最適にするために、化粧水などのスキンケア化粧品を使っていますよね。
でも保湿するためには化粧水だけのケアでは不十分と言えます。
なぜなら前回の記事でも紹介しましたが、化粧水の目的は「水分を与える」事なので、それを維持出来なければ蒸発してしまうからです。
保湿というのは単に水分や美容成分を与えるだけではなくて、その水分を肌の内部に維持する事までを含めて「保湿が出来ている」状態になります。
この様に効果的な保湿が出来れば、次のような肌を目指すことができます。
ターンオーバーの正常化
ターンオーバーとは肌が生まれ変わる一連のサイクルの事です。
ターンオーバーが早まると、肌の細胞が成長しきれないまま肌を作ってしまうので、「弱い肌」「敏感な肌」になってしまいます。
わかりやすくいうと、肌の細胞が本来20歳で成人を迎えてから皮膚になるべきなのに、中3(15歳)で皮膚になっちゃったという感じです。
また、ターンオーバーか遅れると、肌の表面に古い角質が何重にも重なる「角質肥厚」という状態になってしまいます。
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バリア機能を高める
わたしたちの皮膚は乾燥を防いだり、紫外線や細菌、ウイルス、排気ガス、ほこりなどあらゆる外部刺激から守ってくれています。
この様に第一線でわたしたちの身体を守ってくれる働きの事を「バリア機能」といいます。
このバリア機能が正常に働くためには、肌にうるおいが保たれている事が必要です。
その潤いは3大保湿因子によって保たれています。
3大保湿因子とは
- 水分を留める「皮脂膜」
- 美肌に欠かせないアミノ酸を多く含み水分を保つ「天然保湿因子(NMF)」
- 角質層内での角質細胞どうしをつないで水分の蒸発を防ぐ「角質細胞間脂質(セラミド)」
これらがバランスを保つことで、バリア機能が正しく働いてみずみずしい肌を維持することができます。
肌にハリが出てシワを防止できる
保湿をしっかりできている肌はハリが出て、シワやほうれい線が目立たなくなります。
また、ニキビやくすみといった肌トラブルも防止することができます。
肌が十分に潤っている時には、肌はみずみずしくてハリや弾力が生まれますが、水分量が不足するとハリは簡単に失われてしまいます。
肌のハリが失われると顔全体に締まりがなくなってしまい、毛穴の開きやほうれい線が目立ってきたりフェイスラインがたるんできたりして、年齢より老け顔になってしまいます。
この様な重力に勝てないエイジングサインを感じる前に早めに保湿で対処する様に心がけましょう。
誰もが陥る過剰な保湿は素肌のケアにはなっていない
肌を健康に保つためにはバリア機能が正常に働く必要があって、その為には保湿をする事は欠かす事ができません。
でも過剰な保湿は肌を過保護にしてしまい、肌が本来持っているバリア機能を低下させる原因になります。
「わたしが頑張らんでも水分はどんどん与えられるし~」
って感じでさぼり癖がついてしまいます。
次に、過剰な保湿で具体的にどのような影響が出るのかについて解説します。
保湿のしすぎは肌を乾燥させるだけでいい事なし
保湿をしすぎる理由として多くの人が勘違いしているのが、「保湿に長い時間をかけた方がより保湿ができる」と思い込んでいるからです。
これは大きな間違いで、時間をかけて基礎化粧品などで保湿をすればするほど、指先やコットンが肌に触れる事になるので肌にとってはけっこうな刺激になります。
またもう一つの勘違いしやすい事は「多く使えばたくさん保湿できる」っていう勘違いです。
どんなに高級な保湿化粧品でも一度に浸透できる量を超えると、いくら量を増やしてもそれ以上は浸透しないので意味がありません。
この様な過剰な保湿は、本来肌に備わっている保湿機能を衰えさせてしまう事になります。
そうなると肌を潤すためにやってきた丁寧な保湿が仇となって、肌のバリア機能が低下して水分を留めて置く事が出来なくなって乾燥肌になってしまいます。
美肌美人になるための正しい保湿方法
それでは保湿で失敗しない為にはどうすればいいのかというと、洗顔やクレンジングオイルで汚れをしっかりと落としてから適度な保湿をすればいいのですが、その前に保湿に適した美容成分とはどういうものか確認しておきましょう。
「美肌に効果的な保湿成分」
- コラーゲン(肌を作る繊維状のたんぱく質)
- ヒアルロン酸(保水力に優れた美容成分)
- セラミド(潤いに欠かせない細胞間脂質の主成分)
- エラスチン(たんぱく質の一種でコラーゲンをつないでいる)
- アミノ酸(たんぱく質はアミノ酸からできている)
これらの成分が配合された化粧品で保湿すれば良いのですが、気を付けたい事は高級な化粧水や美容液にはこれらの美容成分が多く配合されているので、過剰な保湿になりやすいという事です。
「化粧水のつけすぎ」や「繰り返しの保湿」は肌の内部にある水分まで蒸発させてしまいます。
化粧水を染み込ませた部分的なコットンパックやフェイスパックは長時間やり続けると、肌の内部の水分まで蒸発させてしまい、肌が乾燥してしまう原因になるので、パックやコットンが十分に湿っている間に終わる様にした方が結果的には保湿効果が高くなります。
また、高級品に関わらずスキンケアは容量、用法を守る様にしましょう。
今まで入念に入念を重ねて保湿をしていた人からすると、物足りない気がするかもしれませんが、肌に効果的な保湿としてはその位でちょうど良いのです。
素肌を育てる適度な保湿ができるスキンケア化粧品ってあるの?
保湿には化粧水、乳液、美容液、美容クリーム、パックがありますが、これらをフルラインで使うと保湿をしすぎる可能性が高まるし、肌に触れる頻度が増えるので肌への刺激が増える事にもなります。
そこでおすすめしたいのが、オールインワン化粧品の天使のララモイスチャーゲルⅡです。
この化粧品は上の5つの保湿スキンケア化粧品を1つにまとめていて、商品の方向性も「水分を与えすぎないで保湿する」というコンセプトで開発されていますので、肌の保湿機能を高めながら保湿したいという方にはうってつけの化粧品です。
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洗顔後に顔に薄く伸ばすだけで、保湿効果がUPします。
まとめ
テレビで見る女優さんやモデルの様な美しい肌に憧れて、毎日お風呂上りに時間をかけて保湿をしているという人も多いと思います。
でも、今の方法で保湿を実感できているでしょうか?
保湿をしすぎる事は肌を乾燥させてしまう事になるので、例えば2日に1回の頻度でパックをしている人なら3~4日に1回に減らしてみるのも有効だと思います。
また、巷で流行りの肌断食は年齢によってはなかなか難しいと思います。
肌の保湿力は年齢にも大きく左右されるので、機会があればコスメショップなどで肌の水分量を図ってみて、普段やっている保湿方法があなたに合っているのかをチェックしてみて下さい。
過剰保湿は良くないとはいえ、「スキンケアの基本は保湿」という事は間違いありません。
適度な保湿のエイジングケアで、健康で透明感のある美しい保湿美人を目指しませんか?