テレビで見る女優さんの様な、透き通るような美白に憧れて、毎日お肌のケアをしているという人も多いと思います。
「毎日頑張ってスキンケアをしているのに、肌荒れがなかなか改善しなくて泣きそう」なんて人はもしかするとビタミン不足なのかもしれません。
でも「ビタミンといっても色んな種類があって、どれが肌に効果的なのか分からないよ」という悩める女子のために、ビタミンの肌への効果について解説していきます。
肌荒れの原因
わたしたちを悩ませるニキビや吹き出物、シミやくすみなどの肌トラブルはどうして起こるのでしょう。
様々な原因が考えられますが、その中から代表的なものを紹介します。
肌荒れの原因
- 偏った食事
- ストレス
- 夜更かし、寝不足
- 不規則な生活
- 汗をかく
- ホルモンバランスの乱れ
- 紫外線
- 間違ったスキンケア
- 内臓の調子が悪い
生理前になると「黄体ホルモン(プロゲステロン)」と呼ばれるホルモンが多く分泌されます。
黄体ホルモンは、子宮を強くしたり、着床を手助けするなどの働きがありますが、肌のバリア機能を下げる作用もあるので、ホルモンバランスが乱れると肌荒れに直結しやすくなります。
また、夜更かしや不規則な生活を繰り返してもそのしわ寄せは肌に出やすくなるので、肌荒れだけでなく顔に疲労感が現れやすくなるし、それで悩んでいるという人もいるのではないでしょうか。
肌はほんと正直ですね。
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肌荒れはビタミンで改善できるの?
肌荒れを解消するためにビタミンが効果的だと聞いた事がありませんか?
ビタミンが肌に良いと言うのは本当の話ですが問題はそんな事ではなくて、一番知りたいのは「どのビタミンを摂れば肌に効くの?」という事ですよね。
その辺りをできるだけ分かりやすく解説していこうと思います。
ビタミンは全部で13種類!
ビタミンは1912年に発見された栄養成分で、生命に必要な栄養という事が語源になっています。
現在ビタミンと呼ばれるものは「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」を合わせて、13種類があります。
水溶性ビタミン
水溶性ビタミンは水に溶ける性質があるので、フルーツに含まれていたりビタミン入りジュースなどの飲み物として手軽に摂る事ができるビタミンです。
ビタミンの代名詞とも言える「ビタミンC」などが水溶性ビタミンですが、水に溶ける性質上、尿や汗から身体の外へ排出されやすい特徴があります。
水溶性ビタミン9種類
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ビタミンB6
- ビタミンB12
- ビタミンC
- ナイアシン
- パントテン酸
- 葉酸
- ビオチン
脂溶性ビタミン
脂溶性ビタミンにはビタミンAなど4種類があります。
脂溶性ビタミンは水に溶けやすく、油脂に溶けやすい性質があるので、揚げ物など油ものと一緒に摂る事がおすすめです。
脂溶性ビタミン4種類
- ビタミンA
- ビタミンD
- ビタミンE
- ビタミンK
肌荒れに効果的なビタミンの代表は「ビタミンC」
ビタミンCは強力な抗酸化作用やメラニン色素の生成を抑える働きがあります。
メラニン色素はシミやそばかすの原因になる悪いイメージがあるかもしれませんが、実はわたしたちの肌を守る役割りもあります。
紫外線をあびると肌の内部で活性酸素が生成されます。
その時、肌の基底層にあるメラノサイトという細胞がメラニンを作って紫外線や活性酸素から肌を守っているのです。
その他、ターンオーバーと整えたり健康な肌に欠かせない「コラーゲンの生成」に役立つので、あらゆる肌の悩みに効果的なビタミンなのです。
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ビタミンC入りの食品
- アセロラ
- 青汁
- パセリ
- 柑橘類
- ブロッコリー
- ほうれん草
- 小松菜
ここで注意したいのはビタミンCは水溶性ビタミンなので例えば、小松菜やほうれん草を茹で料理をすると、ビタミンが水分に溶け出てしまいます。
そのため料理に使う時には水洗いや茹で時間を短くした方がビタミンが溶けずに効率よく摂ることが出来ます。
気になる肌荒れに「ビタミンB2・B6」
ビタミンB2、B6は皮膚の成長を促して肌荒れを改善するのに役立つ栄養成分です。
ニキビや毛穴の開きなどの肌を修復するので、肌荒れで悩んでいる人におすすめなのがビタミンB群です。
B2は「鮭」「豚肉」「牛肉」「味噌」「焼きのり」などに多く含まれていて、B6は「とうがらし」「米」「にんにく」「さんま」や「バナナ」などが含有量が豊富です。
抗酸化作用によるアンチエイジング対策なら「ビタミンE」
ビタミンEは脂溶性ビタミンなので、水には溶けずに油に溶ける性質があります。
抗酸化作用による非常に強い酸化防止効果があるので、老化を抑えるアンチエイジングに適した栄養です。
ビタミンEは「青魚」や「アーモンド」、「アボガド」、「植物油」、「煎茶」に多く含まれていて、ナッツ類などそのまま食べられるものもありますが、摂りすぎには注意が必要です。
ビタミンと共にたんぱく質も食事から摂るのが基本
肌に必要なビタミンは食事から摂る事が理想で、その為には偏った食生活を改める必要があります。
また、美しい肌の為にはビタミンだけではなくて、肌に不可欠なたんぱく質も摂る必要があります。
人間の体重のおよそ1/5がたんぱく質が占めていて、肌だけでなくて筋肉や髪の毛なを作る必要不可欠な成分です。
たんぱく質は肉や魚、卵などに多く含まれているので、摂りやすい栄養素と言えますが、出来れば毎食きっちりと摂りたい栄養素です。
ビタミンの過剰摂取は副作用のリスクに注意
ビタミンが肌にいいという事は分かって頂けたと思いますが、たくさん摂ればいいというものではありません。
摂りすぎると良くない場合があります。
ビタミンB群やビタミンCは水溶性ビタミンなので、摂りすぎたとしても尿などで排出されるので心配は入りません。
心配なのはビタミンA、D、E、Kなどの脂溶性ビタミンです。
これらは摂りすぎると副作用として、高カルシウム血症や腎障害といった症状が出ることがあるので一度に多く摂るのではなくて、定期的に少しずつ摂る事をおすすめします。
まとめ
ビタミンと肌の関連性について書いてきましたが、いかがでしょうか?
少し復習しておくと、ビタミンには「水溶性ビタミン」と「脂溶性ビタミン」があって、水溶性ビタミンは身体に残りにくくて、脂溶性ビタミンは身体に残りやすいビタミンです。
肌荒れを改善して美しい肌を目指すには、絶対に必要な栄養成分ですので、特にビタミンCやビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンEは美容効果が高いので積極的に摂るように心がけましょう。
ビタミンは野菜や果物などの幅広い食材に含まれています。
食事だけでは不足する場合には、ビタミンサプリを上手に利用すればいいでしょう。
ただしサプリメントを使う時には、添加物が入っていないものを選ぶようにして下さい。